寺尾の家
三世代のご家族がのびのびと暮らせる、大規模な二世帯住宅です。
建替え前は旅館を営んでおられたため広い敷地があり、建物内部も余裕のある作りとなっています。
高床式の1階に玄関を設け、1階から3階までのホームエレベーターを設置しました。
全フロア通して、将来を見据えたバリアフリー仕様となっています。
お客様をお迎えする玄関ホールは、間接照明を採用し、スタイリッシュかつ高級感のある空間に仕上げました。
2階の日当たりの良い場所に、家族の集まるLDKを配置しました。
LDKと和室は連続した空間として使えるようになっており、
大勢のお客様にもゆったりと過ごしていただくことができます。
バス、キッチンなどのカラーはホワイトで揃え、統一感のあるシンプルなインテリアとなっています。
家族にはそれぞれ個室を用意し、プライバシーは守られるようになっています。
二部屋ある子供室は、それぞれクローゼット上部をロフトスペースとし、
天井は屋根勾配を利用した斜め天井になっています。
各個室には大きなクローゼット、またデッドスペースを利用した納戸など、収納スペースもきちんと確保しました。
家族が多いとどうしても増えてしまいがちな荷物も、すっきりと収まります。
また、たくさんの洗濯物も、晴れた日はバルコニーに、雨の日はサンルームに干すことができます。
◆ オーナー様からの声
今年の春、親父がこれまで38年続けてきた旅館を止めて家を建てたいと言いました。これまでも「旅館を止めたら小さな家を建てたい」と言っていたので、私には「またか」という思いがありました。が、旅館も廃業し、本気で今年建てたいとのことで、倅の私がどこにお願いするかを考えることになりました。
特に伝もなく、近所の大工さんに相談しようかどうか迷いながらネットを見ていると、丸川屋工務店さんのホームページを見つけることができました。そこには従業員さんの顔写真があり、知った顔があるではありませんか。それが一級建築士の中澤さんでした。中澤さんは五日町スキー場にいたこともあり、旅館をやっていた親父も顔を知っています。これは、と思い、早速電話してみました。
数日後、社長と中澤さんが家に来てくれて、話が進み始めました。その後は、家の間取りから、雪対策まで、設計図や模型を作ってくれて説明してくれたりして、本当に分かりやすく家族で相談することができました。
家の解体から地盤改良、上棟、竣工と長いようであっという間の7ヶ月。毎日、施工状況を見ていた親父は、毎晩、実に、実に「丁寧に」今日はどんな作業をしてくれたかを説明してくれました。おかげで、自分も毎日ずっと見ていたような錯覚を起こすほど・・・・・
出来上がった家は細部にいたるまで、親父や家族の思いが詰まっています。思ったとおりに施工してくれた職人の皆さん、本当にありがとうございます。私たち家族は、この家とともに成長していきたいと思います。これからも末永く、見守ってください。
竣工 | 2011年10月 |
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建築地 | 南魚沼市 寺尾 |
延床面積 | 79.73坪/263.58㎡ |
構造・工法 | 布基礎 3階建て 1階:RC造 2,3階:木造 |