【社長日記 バックナンバー】 2011/03/11 ~ 2011/08/03
2011/08/03 「豪雨災害お見舞い申し上げます」
この度の豪雨での災害、心よりお見舞い申し上げます。被害の全容がわかってくるにつれ、背筋が寒くなります。冬場の大雪、3月の東北大震災、そして今回の大水害…。どこまで続くのか、いつになったら穏やかな日々がやってくるのか…。
しかし、私達はこんなことに負けてはいられません。ひとつひとつ復旧、復興を図り、中越地震、中越沖地震でも負けなかった越後人魂を、全国の人たちに見せてやりましょう。
ちなみに私どもの会社も、隣接して北側に一級河川近尾川、東側に一級河川平手川、そして西側に猪之尻川と、三方を川に囲まれた場所ですので、ご想像通りだと思います…。
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2011/07/15 「豪農の館『椿寿荘』」
6月15日(水)、カーブスのオーナーコープで、南蒲原郡田上町に行ってきました。会議まで少し時間があったので、田上町指定文化財の越後蒲原豪農・田巻邸の離れ座敷「椿寿荘(ちんじゅそう)」を見学してきました。
これを案内してくださった方が、館長の村田さん(だったと思うのですが…)で、ともかく楽しいのです、解説が。「新潟県内で大地主と呼ばれる方は5人おられて、それぞれ千町歩以上で五大地主と呼ばれた」など、史実に基づいた話を真剣に聞いていると、時に冗談を言って笑わせてくれたり。時間があっという間に経ってしまい、悔いを残してのお別れとなってしまいました。
また必ず行こうと思い、早速6月26日(日)に、家内を誘って再訪問。当然、案内は村田さんです。昼食を食べるために1時間ほどお待ちして、案内をお願いしました。
玄関脇の植え込み(ヒイラギ)
樹齢800年以上を誇る、会津欅の一枚板
大名玄関
薬医門
吉野杉の天然紋の丸桁、11間半の長さの一本物
(搬入の際、長すぎて路地を曲がれず、民家の一部を解体して持ち込んだとのこと)
一枚板に菊の透かし彫りの欄間
書院から見た庭
奥座敷からのお庭
奥の間にて家内と
田巻家の離れ座敷として、当時日本三大名人の一人と謳われた、富山県井波の宮大工・松井角平(現在の松井建設の祖)を棟梁に招いて、三年半かけて完成。吉野杉、木曽桧、会津欅など、全国から銘木を集めて、釘類を一本も使わずに建築された建物です。お庭も京都の庭師・広瀬万次郎の手によるもので、京風の枯山水。見れば見るほど見事なお庭です。素晴らしいと感じたところを挙げればキリがありません。建築に携わる者として見て、本当に素晴らしい建物だと驚きました。
今まで、豪農の館と言われるものをたくさん見てきました。関川村の渡辺邸、新潟市の伊藤邸、長岡市の長谷川邸、新発田市の市島邸、魚沼氏の目黒邸…。その中でもこの「椿寿荘」は、規模的には大きくないものの、とても立派だと思いますし、私的にはとても好きな建物です。
皆さんも、機会があったら是非見学に行ってみてください。できれば事前にTELして、村田さんから案内してもらうのがベストです。近所にある株式会社イシモクさんの桐子モダンのショップ&ギャラリーも素敵です。他には、季節もありますが護摩堂山のあじさい園も素晴らしい。お泊りの際は湯田上温泉で…。
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2011/05/28 「弓道館 射楽」
昨年の9月より建築を進めて参りました、(有)キュウケン様のご発注による「弓道館 射楽」の完成お引渡し式と併せて、小笠原流の蟇目の儀が行われました。弓道場という、私達の地域には全く縁のなかった建物でしたので、設計・監理を担当した当社の現場代理人・中澤庄一君(一級建築士、一級土木・建築施工管理技士)と共に、全社員で研究し、かつ一生懸命に取り組んだ建物です。
今日は天気予報が雨となるようでしたが、明けてみればとても良いお天気で、関係者皆様の日頃の心がけの良さを感じました。10時からお引渡し式を行い、「一生懸命建築をした建物ですので、末永く大切にお使いいただきたい」という私のお願いに対して、小山弓具グループの代表で「弓道館 射楽」の館長・小山雅司様から「もちろん大切に使います、本当にありがとう」との返礼があり、感謝状、記念品、金一封をいただきました。
金一封ももちろんありがたいのですが、今回は特に、記念品が印象深く残りました。記念品は、和弓と矢のセットのレプリカです。これが素晴らしいのです、当社事務所に展示してありますので、どうぞ見学にお越し下さい。多分今後、私達が弓道場の建築に携わる機会はないだろうと思いますので、大切に保管し、後世に伝えたいと思います。
関係者の皆様、本当にありがとうございました。
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2011/04/24 「良い家を適正な価格で」
昨年の10月より工事を進めてきたK邸の完成内覧会を実施しました。施工中、大雪も降りましたし、大地震も経験しましたが、お約束どおりに完成いたしました。コンパクトですが、必要にして充分なスペースを確保した、お施主様にとっては最高のコンセプトハウスだと思います。
併せて、私達は、昨年の暮れから「グランピアネット」に加入しました。これは、「耐震・適正価格・健康住宅」を研究し、住宅を欲している皆様に、優良な住宅を提供しようとしている研究会です。「良い家が高いのは当たり前」という考えは、違うと思います。家を造るシステムを合理化することで、同じ仕様の建物でも安く提供できるのです。
更に、私達は南魚沼市を拠点とし、選び抜いた職人さんの手で、一棟一棟大切に造っています。そんな考え方に共鳴いただけるお客様から声を掛けていただければ幸せです。どうぞ宜しくお願い申し上げます。
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2011/04/03 「震災復旧、栃木県小山市へ」
栃木県の小山市に行ってきました。三十数年前に建築させていただいた、親戚の家ですが、今回の地震で屋根瓦が落ちたとのことで、電話をいただきました。地元の工務店に依頼したら、「とても混んでいて修理がいつになるかわからない、状況によっては半年か一年くらいかかるかもしれない」と言われたのだそうです。もとより、震災の復興に少しでもお役に立ちたいと考えていた私は、すぐに伺うことをお約束し、今日になりました。
途中の道路は、ガソリンスタンドに何kmも行列ができていたし、屋根瓦の落ちたところにブルーシートを張ってある家が大半でした。できる限りの対応をお約束し、帰ってきました。
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2011/04/02 「カーブススタッフの結婚式」
浦佐のホテルオカベで、カーブスのスタッフの中沢佑美さんが、結婚式を挙げました。私も他のスタッフもお呼ばれをしました。東北では大変な被害で心苦しいような気もしましたが、以前から予定されていた結婚式でしたので、盛大にお祝いをしました。
私は主賓の挨拶を依頼され、店長も挨拶をしたのですが、挨拶の方はまあまあとして、ともかく凄かったのは、新郎の友人達のパフォーマンス、そして新婦の友人達の大パフォーマンス!圧倒されっぱなしで披露宴はお開きとなりましたが、その素晴らしさに大感動!笑顔のとてもすてきなニューカップルに幸あれ!
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2011/03/11 「東北地方太平洋沖地震」
長岡市のハイブ長岡で、私達が加盟しているエアサイクル会の、ブロック工務店大会が開催されました。私も娘と二人で参加していました。その時です、かつて経験したことのある、あの大きな揺れでした。
どこでどのような地震が起こったのか、心配しながら帰宅すると、六日町はほとんど被害がなくて良かったのですが、東北が…。言葉を失いました。私達ができるお手伝いはしたいと、心から思いました。